ロスト・イン・トランスレーション

見に行ってきました。トロイに客を取られたのか客がガラガラで、代わりに外国人が多く観に来ていました。
アカデミーノミネート&日本が舞台&マシューが出てる*1(笑)、など見所は多いのですが、
コッポラ作品が好きなので、娘ソフィアがどんな映画を作るかが一番楽しみでした。
結論としては、父と全然違ったものでしたが(笑)。
話は、中年の男(ビル・マーレー )は、仕事柄(ハリウッドスター)家を不在にすることが多く、その為家庭内での存在意義が薄れ孤独感を感じており、
一方、大学を出たもののこれから何をすべきかわかっていない新婚の女性(スカーレット・ヨハンソン)。
そんな二人が異国の地(日本)のホテルで出会い、日ごろの悩みを打ち明けていくうちに惹かれあっていく、というものです。
内容は全然違いますが、感覚的には「レオン」みたいな感じかな。
旅先に行って日々の日常をふと振り返ってみたり、何となく孤独を感じたりするのはよくあることですし、この男女の悩みも、よくわかる話なので共感できたりするのですが、この二人が惹かれあったのが恋だったのか?何なのか?よくわかりませんでした。
逆に言うと、旅先で日常の虚しさを共感できる相手を見つけて、微妙に恋心を抱いてしまって、でも現実は何も変わらなくてあっという間に旅も終わり・・・、
というリアリティさが、この作品の良さなのかもしれません。この辺は見る人の受け止め方によって様々でしょう。
描かれている日本観についてですが、最初はかなりアホっぽく描かれていると思いましたが、見終わって考えると、外国人から見た印象って案外こんな感じかもなぁと思いました。
あと、主役の女性像は、ソフィア自身の経験の体験がかなり反映されていると思いました。
彼女もデザイナーやったりアーティストやったり女優やったりで、偉大な父を持ってしまい自分の進む道をなかなか見つけられず苦労したんじゃないかなぁと勝手に推測しました(笑)。
スカーレット・ヨハンソンはまだ20歳なの?かなり大人びていますがMission: Impossible 3*2にも出るようですし演技派としてこれからに期待!

*1:あー、最後のキャスト名、マシュー南藤井隆か見るの忘れました(笑)

*2:確かCarrie-Anne Mossも出るはずだがどっちがヒロインなんだろう?もしくはどっちも違うのか?